178 忘却の花園


【人】 店番 ソフィア

[そうしてのんびり歌って歩きながら。何となくぽつりと、口を開きます。
さっきちょっと、考えていたこと。]

ねえ、ホレーショーさん。

わたし、さっきメルヤちゃんたちとお話ししたのです。
戦士さんを導いて、次の世界に行った後は、
どうなるんだろうって。

そういえばわたし、
お役目を頑張ろうって思ってましたが、
そのあとのことって全然知らないのです。

[この花灯りがわたしの道標です。
なにもしなくても自然とそれが導いてくれるんだって、
思っていました。でも、本当にそうなのでしょうか?

幾ら道標があっても、目的地が分かってないと、
本当に正しい場所には辿りつけないんじゃないんでしょうか。
そんなことを。]

(300) 2015/12/12(Sat) 13時頃

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