>>297
[尾を引かれたのがスイッチになり、律動の種類が変わった。
いやらしい水音を立てながら肌を打ちこむ動きは、雄の本能が放つためのものだとすぐに察知する。
おねだりはなんとか成功したのだという悦びと、注がれるものへの期待に胸が高鳴った。]
んっ、はっ、く、ふっ、ウッ…おね、だり…?
っはぁ、今日、何回……ッ
[ふ、と口元が緩む。
検査と言いながらも、自分が強請った後の朧の反応は朧自身のもののように感じ取れる。強請った分熱を求めているのは、きっと朧もそうではないだろうか。]
ンあ、あ、は、ほしい…っ
おれ、おまえが、欲しいよ、おぼろ……!
[熱のままに唇から出た言葉は、ごくシンプルに。欲しいのならば何度でも。
甘く上ずった声、汗ばんだ肌、絡みついては離さぬ内壁が何よりの証拠だと、この聡い友人ならば掴み取ってくれるだろうか。
ぐ、と尻肉に力を籠め、絞り上げながら。満足するまでうわごとのように「ほしい」を繰り返すだろう。*]
(299) tomming 2016/06/22(Wed) 03時頃