……そうなの。ソフィアがね。
ふふ。そう、良いお嫁さんになるわね。
あなた達がそんなに料理が上手だなんて、知らなかった。
[にこやかに、というよりは弱弱しくも見える様子で笑う。
それが自分のいつもの笑い方だ。あまり食べなくても、空腹は満たされる。ポトフを口に運んでいたスプーンが皿の上に置かれるまでそう時間はかからなかった。]
……そう言えば。そろそろ月命日だけど。
今回はどうするのかしらね、あの子。
[空腹が満たされて少し気分にゆとりができたのかもしれない。
ふと、毎月姉の墓に参りに来るローズマリーの事>>182を思い出した。姉を殺した、と聞いている。それがなぜなのか、知らないし知るつもりもない。ただ、墓参りに来るときのために、墓石を小奇麗に保って、少し話もする。ここ1年はずっとそうしてきた。]
……あの子も目の色が違ったわね。
(299) 2016/03/02(Wed) 21時半頃