[プリンを布教しつつ立ち話も何だろうと二人してベンチに腰を下ろせば、返信が返ってきてて。
苦い思い出>>279>>280が彷彿してきたものだから、尋ねてみた。
そうしたら初めて視界に収める早瀬の一面>>293
間抜けヅラとも思える顔に噴き出すのを堪えて頷いて。
咳払いにため息を吐く彼の言葉を持っていれば、自虐とも取れる言葉に今度はこっちが目を丸くする。]
………ちゃんとその子の話聞いたげた?
[げんなりを通り越して小さく笑いながら、その瞳を覗き込む。]
何か案外…自分に興味とかはないの、早瀬はさぁ。
早瀬付き合ってみると案外面白そうーだとは思うけど。
少なくとも好きな女の子聞いた時にセックスが好きって発想に辿り着く蒼真よりは、面白いし。
[未だに辿り着けていない正解にむっとするのは一瞬。
誰かを比較対象の材料にするのは半ば癖のようなものであったけど、嘘ではなかった。]
(299) 2015/03/30(Mon) 19時頃