[>>290躊躇いがちにキルロイが迷う合間、下肢の動きは止まったまま。
きちんと言えないならば、欲しがるものはあげられないという意思表示だ。その間にもぎゅうぎゅうと己を甘く締め付け離さないそこが、尻であるわけがない。
そうして、キルロイの口から零れたのは――――。]
…………。
[熱に浮かされた頭が、先程まで手繰っていた説明書の記載内容を反芻する。読んだ覚えのない言葉が二つ、組み合わされていると結論づけられるまで数秒の間が空いた。
目の前で揺れる尾が、己を求めるように肌を撫でていく。
きゅ、とその根元を掴んで、引いて。]
……よく、出来ました。
[腰の動きは速度を増し、乱暴に中を穿り、内襞を擦る。
それが射精に向けた動きだと、今のキルロイであれば十分に察することが出来るだろう。
肌と肌のぶつかり合う音と、ぐちゅぐちゅとはしたない水音に、互いの乱れた息が混ざって。]
もう一回、っ……はぁ、……おねだり、 聞かせて?
[これまでの検証の一環としてではなく、己個人に向けられるものとして、請う。*]
(297) nico 2016/06/22(Wed) 02時半頃