[柚木に返答しながらも、そっとサンドイッチを一切れ手にとった所で、
波瑠奈に声をかけられ>>288、また驚いて肩を揺らす。]
[ああ、そうだ。智明くんについていけばよかった。
そのために聞いたのに、話しかけられると、そのことがすっぽり抜け落ちたのだ。]
……5階があったの。職員室の窓から、外、見てて。
ふって見上げたら、屋上があるはずのところに、壁、続いてた。
[ゆっくりと、首を横に振る。]
それだけしか、分からないよ。ありえないのに。
幻覚かな、って、考えたけど、八城くんにも、平根くんにも、見えたみたい。
八城くんが、5階、見に行くって。
ねえ、はるなちゃん、ここ、何なんだろう。
[さっきまでよりは落ち着いた、けど、ここは一体何なのか、自分たちはどこにいるのか。
その疑問は頭を離れない。ねえ、こんなに、くつろいでいて良いの。]
(294) 2014/04/07(Mon) 22時頃