[ふぅ、と小さく息を吐く。見て見ぬ振りが出来るほど卑怯で卑屈ではない(と思いたい)し、かと言って圧殺出来るほどの迫力も気迫もない。そんな自分に出来る事なんて、副委員長―名目上はナンバーツーの肩書きを生かして、少数派の不満を適度に解消することくらいだった。]
(293) 2015/06/19(Fri) 07時半頃