[頷くモニカ>>272の言葉を聞き、言い淀む様子には小首を傾げるも、
…ミルフィに怯えて何か確認するような様子、そして、]
──、何で知ってるんだ。
[ミルフィへの返答>>280に、重ねるような、出会った幼い少女の名前への肯定。
モニカの怯えが何に由来するのか、…あの少女であるのか。幼いクリスマスの言動が頭を過り、モニカの続ける内容>>277も暫し口を挟まずに聴いて。
……思いがけなかったようなそれに、僅か言葉を失ったように薄っすら口が開いたままになった。
言う事を、思考を探して何か動く唇。瞳が逸れ、暗い路地を映して、生え際を掻く。
暫くの黙考]
……。
勝者だけが、…行ける、っつーんなら。それは、そういう事なんだろ。
噂で聞いた範囲だけなら、今までの敗者って言う奴は、…少なくとも、喋れる奴は無事でいるみてー、ではある…が、
[──自分でも言っていたじゃないか。現実、というものが、既にそういうものではないかと。
追い落とし、蹴落とし、弱者の存在など顧みず、平凡な者が…己のような者が出した杭は直ぐに打たれて、
…どこかで諦めたように囁く自分の声が聞こえた気がして、振り払うように少し頭を振る。これは多分今は関係ない]
(293) 2014/03/13(Thu) 23時頃