―201X年3月21日・PM18:00〜18:30・カラオケ屋前―
[さて、麻倉と共にカラオケ屋前で待つこと半刻ほど。
彼が芙蓉に「お菓子買ってきて」と声を掛ける>>213と、「あっ」という表情を浮かべて、鞄を漁り始め]
そうそう、忘れていた。さっきの「紹介料」、これでいいかな?
[と言って、コンビニで買ったチョコレートトリュフ(袋入り60g)を差し出す。製菓会社が総力を上げて世に送り出した新作で、安価に高級感を得られることを狙った商品は見事に目標を達成し、現在売れ行き急上昇中であった。
さて、麻倉の送ったメールの不穏な文面>>215は知る由もなく、他愛もない話>>238は進んでいく。]
購買のプリンか?………いや、無いと思う。
……美味いのか?
……気になるな……
[この男の情報は信用できると踏んだのか。妙に真剣な表情で問いを返す。
下手な情報を渡すと、新学期早々普段行かない購買部に突撃しかねない。しかし、人の波と戦って、無事にプリンを入手出来るかどうかに関しては……もしクラスメートにアンケートを取ったなら、ほとんどは「無理じゃない?」というような反応を示すだろう。この男、舞台の上以外ではとことん押しが弱い。]
(292) 2015/03/30(Mon) 18時半頃