―パン屋「ガレット・デ・ロワ」―…いらっしゃい。[クラリッサが店を出て暫くしてからだろうか。>>275常連以外で珍しく、声をかけて入る客を目にするも、対応は何時もの短く低い物だった。じろとそちらを見てやると、やはりはじめて見る顔で。初めの声は聞こえなかったのだろうか、立ったままの様に、怪訝そうに眉を潜めて。]おい。[今度は先より強めに、声をかけて近づいた。よく解からないが、入り口で立ったまま失神でもされていたら困ると、少し、近づいて。]
(292) 2014/01/19(Sun) 22時頃