えっ……?![毎日弁当、と聞こえてシュンタロに一瞬だけ集中線がはしったが、続いたのはもしやの言葉とは違って尻尾がしょげるように丸まった。]いやでも毎日作ってもらうのも申し訳ねーしな…。あ、そーだ!朝に騎乗練習がてら迎えにいくからたまに作ってくれるってのどう?[みかん片手に前脚に手をつきウウーンと唸っていたが、これは名案とばかりに顔を上げたものの伊佐美の姿は既に遠く、屋上から去ろうとしていた。]って、遠ッ!はえーよ!待っ、…あ、やべッみかん落ちた。あああ、待ってくれよ~![モタモタと弁当箱を片付け、シュンタロは伊佐美の後を追った。**]
(291) 2017/02/07(Tue) 01時頃