[ 一度、ぎゅうと強く握られた手に 『だいじょうぶだよ』と握り返して 離れた温もりに、少しばかり 寂しさを感じたことは秘密にしておこう。 少女たちの成長と、時の流れと別れの時。 繰り返される命の巡り。 青い空に、強い風に飛んでいくたくさんの雲。 祈りの堂のステンドグラスのように キラキラと光る、限定された時間。]*
(290) 2016/10/08(Sat) 08時半頃