―― ――
[いつかの現代文は問題なく燃やし捨てられたというのに
かといってそれに伴うなにがしか――
――息を吹き返してしまった人間だか
――大半の時間を費やした犬のふるまいだか、
きれいになくなるわけでもない。
蓮洋次郎は蓮洋次郎のままだし、
蓮の仕事は蓮の仕事のままだ。
安住英子が生き返った日常のように、地続きのまま。
目が覚めるようになってしまったのは、
少し困るなと思うばかりだけど
それが由来で。持て余す、身慣れない感情の暴れるせいで。
一人いなくなることのほうが
蓮には「困る」で終わらせられない類のことだ。
ヨスガが>>226太鼓判をおした面倒くささをもち
>>2:226あの廊下で、認められたとしても、なお、
かすか朧げと表すかもしれない縁を、捨てられないと。
捨てて、くれるな。との色は文字には表れない。]
(289) birdman 2018/10/22(Mon) 04時頃