―― 食堂 ―― ……逃げていいときと 悪いときの区別もつかないの?[俺は、苦しげに呻く高本に救いの手を差し伸べたりはしなかった。頭が痛くて、甘やかすなんて到底無理でもしも、ここに俺より穏やかな誰かがいたならそいつに高本を任せて逃げていただろうにここには、俺しかいなかったものだから]
(288) 2019/06/13(Thu) 03時頃