[>>275サイラスの話に言葉を失って。]
なんだよ、それ…俺は、何も聞いてねえぞ?
[そう。少なくとも職員会議ではそんな話はなにも出なかった。
でも彼を見る限り、本当なのだろう。すぐに誰かに聞かなければ。
職員?事務?それとも、もっと上の者に?しかし長くここにいるとはいえ、ただの教師の言うことを経営側が聞くのだろうか?
いきなりそれを告げられたサイラスの心境は。黒魔術を押しつけられて。彼が持つ痣に爪を立てるのが痛々しくて。その手をそっと撫でてやったか。]
ああ。だから俺は…お前にはまだここにいてほしい。
しっかり勉強して、卒業して。
俺が尊敬して上を見上げるぐらいの人物になってくれよ…
[「もうここにはいられない」と呟く彼に。いてもたってもいられなくなって。]
まだ、学校に残ってろよ!俺が、話してきてやるから!
[それだけいうと、部屋を飛び出し、職務室へ向かったのだったか。]
(288) 2014/06/25(Wed) 00時頃