── 現在:一階図書室 ── ……ちょっと覗いてくる。 先に行ってて。[ もちろん、同行するなら止めません。 亀井遥にとって、通い慣れた場所。 自習をするための図書室に、踏み込んで。 「誰かいる?」なんて、中に声をかけたはずだ。 充満する紙の匂い。 比較的、文化祭の色の薄い空間でも、 こうして五感は正しく働いていることを実感。 その背中はまだ突っ伏していたかな。>>276 何冊かの本を積み上げて、そこにいた人。 少しの驚きを秘めて、歩み寄る。]
(288) 2016/09/16(Fri) 06時半頃