好きな色、です?
うーん、と。じゃあ、水色がいいのです。
[わたしの上着とお揃いの色を頼めば、リボンのついた真っ白な帽子がその場に現れました。
ぽふりと頭にそれを乗っけられて、思わずひゃ、と声を上げます。
広いつばを片手で握って、ホレーショーさんを見あげました。
なんだかこうしてるとおしゃれなお姉さんになったみたいで、嬉しいですがくすぐったいのです]
あの、ありがとうなのです。
……わあ、おっきいバスケットです。
ピクニックなのです?
[はにかんでお礼を言うと、ホレーショーさんが他にもあれこれと準備をしています。
綺麗な布に、サンドイッチが入った大きなバスケット。
ピクニック気分なのだと聞いて、わたしもうきうきしてきました。
まだ残っている苺やコンペイトウもバスケットに入れて、改めて繋いだ手を握りました。]
では、行ってきますなのです!
[明るい声でクラリッサさんにぺこりとお辞儀をして、お茶会の会場を後にするのです*]
(287) 2015/12/12(Sat) 12時頃