― 外へ ―[少女らへのプレゼント。私はまだそれを用意していない。デメテルへとあげたような花が良いだろうか。育ち盛りの少女らが食べられる果実や野菜が良いだろうか。多少季節を外れていても私にはそれを用意できるから。私はゆっくりと考えながら歩く。風に乗った元気な声が届き、私は其方を見た。>>278他の少女らよりやや大きな影。私から見たら小さな少女に変わりはないが。怖いものなどないと言った風に獅子へと問いを投げる彼女と私よりもずっと長い時を生きた獣を私はゆるり交互に見た。]**
(284) 2016/10/08(Sat) 03時頃