ああ、そうだ。[ 途中、キルロイに顔だけで振り返る。 ] 作ってくれたあなたに言うのもなんですが、 ご飯、食べに来てくださいね。 一緒に食べた方が美味しいですから。[ マダムの死、キルロイなりに思うところがあるのだろう。 厨房に入った時、どことなく落ち込んでいるように見えた。 一人で抱え込むこと程辛いことはない。 悲しみは癒えることはないけれど、 せめてこの四日間だけでも誰かと共により添えられたら、 きっと胸の虚が埋まるんじゃないかと。 そう思ったのだ。 ]*
(282) 2016/07/28(Thu) 19時半頃