……えぇと。
いつかは出られる、っつーなら、ホストってやつを、そんな焦って探す必要は無い訳だよな?
なら、その話を皆にするのは、もうちょっと後でいいと俺は思う。
……多分、まだ皆混乱してるだろうし。
[混乱する頭の中、緊急脳内会議の末に下した結論は、保留にすること。
この場所にずっといる訳にはいかない。けれど、今、焦って探す必要もない。どうやら、危険はないらしいし。
それが多分、不快になる者も少ない、最善なのだろう、と。狡い頭は、そう考える。]
……まぁ、とりあえず、飯にしねぇ?
いい時間みたいだしな。
[揺れる赤毛に同調するように、その場に居る者達に笑いかけて、教室へと身を翻す。
帰ってきた帆北の土産>>263のサンドイッチを手に取って、恐る恐る頬張りつつ、黒板に書かれる文字を見遣る。
割ろうとしたのかよ。なんて不躾なツッコミは、言葉にはしなかった。]
(281) 2015/06/21(Sun) 20時頃