え? 勇者様は全然怖くないのです。
[きょとんとミームは返事する。初めて会った時から、ミームには全然怖くなかった。なにしろ初対面で仲間にしてくれと突撃したくらいなのだ。
もっとも、入学式初日にフィリップとやりあって噂になったミームである。あまり参考にはならない]
そういえば、初めて会った時、勇者様はにゃんこを撫でていたのです。
[なんてことも思い出したが、これは余計な一言だったかもしれない]
お気になさらずなのです! 適材適所なのです。
ミームは力持ちなのです。
[謝られると、にぱっと笑って首を横に振る。そもそも、前衛は身軽な方がパーティーの安全性も上がるのだし。
ドナルドの胸のうちは知らぬまま]
帰ってきたのです。
迷子にならなくてよかったのです。
[無事入り江が見えてくると、ドナルドの言葉に頷いて。先生の姿が見えたなら手を振った。ただいまなのですー!]
(280) 2015/04/24(Fri) 01時頃