『お気付きですか? セラの王《"*・゜゚☆・*:.。..。.:*・ルシファー*:.。. .。.:*・☆゜゚・*"》。
あの子《一滴》の――魂を。純粋な光《希望》。まるで元から抱えた業など切り離されたかのような……純度。
あの子の探しているものは――セカイ《絶望》と等しいのでは?』
[散歩の後、眠った私《幻獣》の背を撫でながら二人の王が同じ空を見上げていた。私は夢《セカイ》を見ない。ここは既に夢《ベツノセカイ》の中だ。]
『ですから――私は、舞扇《ab-Minhar-ab-Dajajah 》を授けるが現状の最適かと。 > >44
アレもまた封具のひとつですから。
埋め込まれたサファイア《コルトレーン》は特に、感知能力に長けていると聞きます。』
[どうでしょう?
かつて根源たる双子王の祖《エンシェント ・ワン》へと献上されし1本ではあるが、最終判断はあなたに任せますと、ツァルの王はふうわり笑みを向け、久しぶりの邂逅の時を穏やかに過ごしたのだった。]*
(276) 2013/05/28(Tue) 19時半頃