[違うんだよ、ミキ。わたし、自分から、会いに行ったの。あのときは、良いアイディアな気がして。わたし、抵抗らしい抵抗もしなかった。言えませんでした。『もっと怒れ』と無茶を言うミキに、雛子は知りました。わたし、いつのまに、ここまで。ここまで、どーしよーもない人間に、なっていたのでしょーか。おねーちゃん。わたし。おねーちゃん、あなたがあのとき守ってくれた雛は、もう、いまじゃ、手遅れのようです。]
(274) 2015/11/04(Wed) 00時半頃