電気も、か……
[三星が電気のスイッチを押した>>267が、明かりは消えない。いや、明かりも、と言うべきだろうか。
軽くため息をついたが、他のことと比べればまだ驚きは少なかった。感覚が麻痺してきているのかもしれないが。
ともかく教室に帰ろうかとしたところで、ノックの音>>251。念の為自分が開けようかと考えたが、天ケ瀬の方がずっと反応が早かった>>256。
扉の先には、入間と、もしかしたら大和も居ただろうか。]
……笑い声がスピーカーから流れてきているのは分かったんだが、コードを抜いたりしてみても止まらないんだ。
[天ケ瀬の説明を軽く補足だけして、もし彼女たちが放送室に入ろうとするなら避けてスペースを開けただろう。
三星が大和に近寄っている>>267のは視界の端に映ったが、何を話しているのかまでは聞き取れなかった。
この時は、まだ、帰れば済む話だと思っていた……いや、思いたかったし、たまたまニュースで聞いたことのある集団失踪事件のことなんて、全く頭になかった**]
(274) 2017/03/11(Sat) 03時頃