― →4番の部屋 ―
[この細い肩に触れる手が、肩だけじゃなく身体全部を捕まえたい、幼馴染の存在を感じながらその赤い髪に顔を埋めてみたい。
でも、そんな事をしてしまえば、積み上げてきた15年分の信頼が簡単に崩れる。
傍目から見れば戯れつきに見える押しをしながら、ヒューの問いかけに答えよう>>198。]
ルーカス先輩と話し込んでて、寝てなかったなー。
まぁ、ゆっくり寝るのも手だけど、折角ココに来た訳だし。
スノーフェアリー以外の見所とか、ここが勉強ポイント!っとかそういうのあるかい?
ちょっと勉強してから見て回ると楽しそうだね。
[散策するのは夜だろうから、観察ポイントはしっかりと見れる訳ではないのかも知れないが。
それでも環境関連の話ならば、ヒューが沢山喋ってくれるのは知ってるし、彼の話も聞きたい。
僕はそれが嫌などころか、輝いてすら見えるんだ――だから、見たい。
そんな気持ちを抱いていたら、もう目的の部屋が見付かった。
鍵はヒューが持っているから、彼に任せて二人部屋の中へ入ろう。]
(274) 2015/11/21(Sat) 19時半頃