― いつかの畑の隅っこで ―[一年前と変わったことのひとつ。 たまに畑の隅っこに遊びにくるようになったわたしは 呼ぶ声に振り返った。>>199] ヴェラせんせい、こんにちは![なんだろう、お手伝いかな? 心配されてるなんて思ってもいなくて 仕舞いこまれた先生の言葉なんて想像もできなくて きょとりと蒼い目を丸くして先生を見つめた。 かさかさと音を立てた紙が一枚、>>200 いたずらな風に巻き上げられて飛んできたから 手を伸ばせば、キャッチ成功。 得意気な笑顔で先生のところへ駆けて行こう。]
(274) 2015/10/09(Fri) 23時半頃