[自分が何者なのか。
見つめ直すために彼を眺める。
その心境>>266を見透かすことなどジェフには不可能だが、花や絵画を愛でぬ瞳は相も変わらないあおいろをしていた]
犬。君は自分を犬と喩えるか。
[しかし待ち望んでいた答え>>267>>268には目を見開いてしまうのだけども。
摩り切れそうな声はあの時ジェフの体を引き探したり、応接間で呼び止めた者と同じものであるとは思えない程、弱々しく映る。
顎に人差し指を添えながら、じっ、とセシルを見遣った]
分からないな。
君が望めば対等な関係を紡ぐことも出来ただろうに、君はまるで従っている関係性を唯一のもののように語る。
それが君の心であり言葉なら、なんて空虚なものなんだろうと思うよ。
[彼ももう大人だろう。
甘やかすだけの言葉を送るつもりはない。
ただ淡々とジェフは自分が耳にした言葉から得た感情を青年に返した]
(274) 2016/07/28(Thu) 19時頃