そういえば。
[古日は思い出す。隼人とのやり取りで話題に出たあの妙なメール。実は心の隅で気にはなっていた。叶えたい願い、よりも何か変化が欲しかったのかもしれない。
「悪戯連絡網」に過ぎないだろうが、隼人の話を聞く限りは害はなさそうだ。ポケットから携帯を取り出すと、「削除」の欄を通り過ぎる。
そしてあまり期待せずに「参加します」のボタンを押した。
すると、エントリー完了しました、という白い文字が浮かぶ。安っぽいなぁと苦笑するも頭の中は今日の晩御飯へと切り替わる]
ん??
[もうすぐ家だという所で、>>263両手に袋を提げている青年を見つけた。見覚えのある人で、よくご飯を振舞ったりしているご近所さんだ。
手間は増えるが、1人より2人の方が美味しいし人に料理を作るというのは好きな方だ。
彼に向かってニコリと笑うと声をかける]
あ、黒田くん!
もしかして晩御飯一緒に食べる、とか?
良ければ上がっていってよ
[明るい表情でそう伝えると急いで家の中に入っていく]
(271) 2014/12/06(Sat) 02時半頃