あ……っ。あの放送は、サンテックスさんがなされたものだったんですか。
[一時驚きの表情の後、ようやく口元が緩まった。微笑みを携え優しく告げる。
遠い昔に感じる、平和だった学園内で。生徒を称える、一人の教師のように]
勇敢ですね。ご立派ですよ。
俺も、その放送は聞かせていただきました。他の方にもしっかり告げられて。
「ヤチグサ」の車は、あの白いワゴン車ですよ。
[苦笑と共に、自身の車を指さした]
ま、ですが、他にも動かせそうな車がないか、探してみましょう。
[そう言いながら見渡せば、ドアの開いている車>>222を見つけ出したことだろうか。
遠目にも、キーはちゃんと刺さっている。先行した誰かが、きっと用意してくれたのだろう。
「ありましたね」の言葉と共に、先に向かってメンバーへの感謝を心に浮かべながら、ほっと気を緩めて肩をすくめた]
それと……「ヤチグサ」は、俺の名前です。
ヤチグサ・ダン。
(271) 2011/12/04(Sun) 02時半頃