――B地区:如月薬局――
[そのまま別れた後、あれから道中に大きなことは起こらず、意図なく端末を操作したり、画面の猫をつついて見たりしていたら到着する。
そこはまだ大きく荒らされていないようで、一部薬品が無くなってはいるが、まだまだあった。]
とりあえず包帯は一個ぐらい拝借するとして、他に役に立つモノって何だ?絆創膏も一応、か。
[目についた包帯と絆創膏の箱と一つずつウエストポーチへと突っ込む。その流れで棚を眺めていくが、役に立つものなど分かる筈もない。ただ、一つだけ名前から彼が持つ知識で効果を察したものがあった。
モルヒネ塩酸塩錠
戦争ゲームの好きな彼ならば見逃すはずがない。それをウエストポーチに入れるのを最後に薬局から出てくる。
そして、家を出て来た時の様に端末からマップを開き、次の目的地を考え始めた。]
(270) 2014/12/08(Mon) 23時半頃