むぅー…いいわよぅ。勝手に言いたいんなら、言わせてあげるわよぅ。
[代わりに、どういたしましてとか、そういう言葉なんて返してあげないしっと、にこりと笑った顔>>263を見もしないで不機嫌ですと示すみたいに唇を尖らせる]
…しつっこーいっ!
[ちょうど勇者の方に目を向けていたところだ。
その背後から迫ってくるものはよく見えた>>266。
かといって、攻撃するには勇者が邪魔だし。
っていうか攻撃するまでもなくじきに死にそうだから攻撃するまでもないし。
だから、勇者もろとも攻撃する必要もないし。
ただ、今更勇者をここでむざむざやらせてしまったら、自分の力で負けを認めさせる楽しみがなくなってしまうから、本当にそれだけだから。
と。ここまでの思考完了まで、僅か0.1秒]
せぃっ!
[有無を言わさぬ脚払いで勇者を転ばして、続けて同時に自分も地面に体を投げ出すようにして身を伏せた。
アイリスとタバサとラルフは直線上からずれているし、他の者たちも近場にはいない。
その頭上を、蜘蛛の巨体が飛び越えていった]
(270) 2012/10/21(Sun) 23時頃