― 教室 ―
[結局、学校で待っていることになったのでしたか。下敷きでぺらぺらと扇いでいると、こちらにいとちゃんが来てくれました。>>258
なだらかな胸元を笑われてしまったことには気づきませんでした。ちょっぴりこぼれた笑みは、あんみつが楽しみなのかな、と解釈して、にへっと笑うと挨拶代わりにいとちゃんも下敷きで仰ぎます。
ぺこんぺこんと下敷きは間の抜けた音を奏でました]
どないしたん!?
[いとちゃんには珍しい大きな声>>264には、思わず目が丸くなってしまいます。
いとちゃんの用件を聞くともちろんと頷きました]
わかったー。
昇降口におらへんかったら、まだ教室やと思う。
[晶ちゃんが来るまでは、教室にいるつもりです。行き違いになってしまわないように、いとちゃんにそう伝えて送り出しました]
いってらっしゃーい。
(267) 2016/08/20(Sat) 18時半頃