─K's cafeから出る際─
あー…俺、能力で歩けるようになったから
おわ、っと、と、
[>>262差し出される手を見て目をぱちくり。
必要ないと言いながら、出入り口へいく途中で…やっぱりというか。照明の破片に滑って転びかけ。
とっさにホレーショの手を掴み、なんとか転ばずに済んだ。]
…ひょっとして、お願いするしかない流れ?
[ホレーショの手を借りて体勢を立て直しつつ、ぽりぽりと頬を掻いて。結局、その大きな手に誘導を頼むことにしたのだった。]
やっぱ、握ってて貰えると安心するから…頼むよ。
[ホレーショのあだ名も「ルー」であると話してくれたことがあった。それが誰に呼ばれているのかは話してくれなかったし、あだ名についての話は出会った頃に一度きりで、その記憶も朧げだけれど。]
…左にルーがいるような、そんな気分だ。
[店を出る際に、そう柔らかく微笑んだのは…頭の何処かでその話を覚えていたからかもしれない。]**
(267) 2014/12/12(Fri) 03時半頃