[お嬢を伴い廊下へと出て暫くしたところで、どこか高貴な出であろう女性と初老…と思われる男性との組み合わせに出会う。ローブに隠れて見えなかったかもしれないが、鏡を受け取っていたのは確か女性の方だったはずだ。つまりは、男の方が、従者なのだろう。見えるところに鏡を提げた男を見て、彼らはどんな反応をすることだろうか。ひとまず敵意が無い、ということが示せたのならば、すぐさま斬り合いにはならない…と、思いたい。お嬢を背中に庇うようにしながらも、会釈をした男に対し、どんな反応を返してくるか、男は注意深く見守った。]
(266) 2014/07/14(Mon) 23時半頃