[サドー>>261の後ろからひょいと姿を現して、寂れた屋内を見回し。
水を飲む彼を見ながら、先んじて毒味をする様子にまたも驚きつつ、肩に掛けた水筒を体の前に回して蓋をあけた。]
わー、ほんとだ。水出てる。
ついでに布団とかそういうのもあればいいのに。
[どんどんと欲が出る。
じゃぶじゃぶと水筒に付いた塩のこびりつきを落としながら、フランクが小脇に抱える毛布をちらっと見て、あんな感じのでいいからどっかに無いかなぁ、とか思っていた。
潮でイガイガしていた喉も潤して。
水筒と、空のボトル両方にめいっぱいの水を詰め込んで、元の尻のポケットに戻してみたら、重みでズボンが歪みそうだったから
僕はよいしょ、っとベルトごとズボンを引き上げる。
見るからに怪しい男>>252にまで笑顔を貼り付けるサドーに、うへぇ、とまた嫌な顔をして。じろじろと男の姿を見た後に、いそいそと出口の扉へと足を向ける。
ボトルふたっつあるならくれよ、なんて言われる前に]
俺、餌のミミズ取ってくる。
[と、水場を後にしようとした。]
(266) 2015/03/06(Fri) 00時頃