[行きたい所、などと云われてもある筈もないければ、整理の付ききっている事もなかったが。
兎角、全員失敗すると宜しくないのならば、参加しておく方が、成功する可能性は上がるのではないだろうかと思ったからこそ。]
否、取り敢えずはその…
みっしょん、というものを遣ろうか。
[何処ぞ、ほう、としているようにも見える先生の前に出て、示されていた『コキュートスJ』への地図と道を見比べながら今の位置を改めて割り出すと、招くようにして歩き出す。>>151
だからこそ、後ろからかかった素顔っぽい声の方が、という言葉の指す先を直ぐには分からないで、暫く黙して返したが。
嗚呼、と先程訛っていた彼女を思い返しては、薄らと笑って同意した。]
何も、あの話し方の悪い事もなし、
寧ろ愛敬のあるものだと思うのだが。
…… 嫌い、なのだろうか。
[死神として威厳でも求めていれば申し訳のない事此の上ない会話であった。]
(266) 2017/06/12(Mon) 02時半頃