―Xday-1day・PM9:00頃・ハルヒラシティ、繁華街脇の路地―
[明るく掛けられた声には軽く片手を挙げて応えた、けれどどうにも表情は強張っているに違いない。
ミナカタとの会話を反芻している風な節に張り詰めていた緊張は、モニカの声>>252を聞いた途端にあらかた溶けて消えはしたのだけれど。
正直助かった、と思った。利発そうな彼女は空気を読むのも得意らしい。
そっと息を逃して、今日までに集めた情報を思い返しながら口を開いた]
…アタシは本物だと思う。
悪戯にしては手が込みすぎてるし、実際に過去にも同じメッセージを受け取った人間もいるし…何より愉快犯にしては労力の割に地味じゃないかな。
確証はない…けど。
[途切れがちに話す最中にもミナカタへと向けられた視線は変わらずに。
自分が去った後のコミュニティの事は知らないけれど、所属当時ある意味異色だった彼の事は強く印象に残っていた。
――こいつは決してカモにはならないタイプだ、と]
(263) 2014/03/13(Thu) 21時半頃