―Xday-3day・PM2:30頃・現実世界、病室―
そういう人達の気持ち、私には分からないなぁ。
[手をひらり、軽く振る。何かを自慢したいなんて自分は思ったこともない。
考え込む彼の姿>>258に、真剣な物事だろうと何となく察した。 一緒に考える。 答えは出てこない。 扉に触れたら分かる? そう小さく思い始めていた。]
ううん。 えっと、ね。
[謝る彼に言うべきか否か。
悪夢、残り僅かな時間の中でそれを経験するのは嫌だと。そして自分が余命を宣告されていることを。
でも彼は、また訪ねてきてくれる。 そんな気がした。 本も返さねばならない。その時私が突如消えていたら、どう思うのだろうと。
――意を決した。]
私ね。 大人になれないんだって。
だからね。 悪夢、見たくないなぁ……、って。
でも、噂気になるなぁ……、って思ってるの。
[悩む気持ちを、打ち明けて。 ふわり、微笑む。]
(261) 2014/03/13(Thu) 21時半頃