代わりにわたしは、あなたと共に在る。
願ってくれなくても傍にいるわ。
“ぜったい”に、忘れない。
たとえ、形あるものとして残れなくても、……あなたに流れる想いがある限り、記憶がある限り。
それは死であっても、離すことなんか、出来ないから。
[それは、半分くらいはわたし自身に言い聞かせるように、ちいさく、ちいさく、落としたの。
震える手はまだ幼い。
わたしだってこわいことはある。
でも、お揃いがあなたにとって悪いものにならないように、祈るの]
だからね、あなたの運命を変えてあげる。
何か寂しいことがあっても、全部楽しく笑わせてあげる。
約束したから…じゃなくて、それもわたしのお願いごと。
あなた達にお願いしなくたって、叶えてみせるわ。
[そう言って顔をあげるの。
あなたの頬を撫でたとき、あなたはどんな顔をしていたかしら?]**
(260) 24kisouth 2016/10/21(Fri) 18時頃