−ホグワーツ校内−
「 ちゅう」
……!!ちゅ、チュロ?何処にいるの?チュロ!!
[ホグワーツにねずみを飼っている生徒は何人も居れど、聞き間違うはずが無い。ずっと姿の見えなかった相棒の声を聞いて、きょろきょろと廊下を見渡せば、隅っこに小さな針鼠の影。主人と目が合えばもう一度、小さく鳴く。その控えめな鳴き声は、オスカーそっくりで]
ど、何処行ってたの…!部屋にいなかったから、心配してたんだよ…?
[そっと抱き上げて、定位置となっている肩に乗せたが、すぐにぴょんと飛び降りて。てててっと駆け出せば、慌てたように追いかける]
待って、チュロ!何処に行くの…!?
[地下から上へ上がるにつれて、戦闘の音も激しくなってきたようだ。下手に動けば危ない。慌てて追いかけると、チュロの先には白いハツカネズミが]
…えっと、お友達…?それとも…、?
[変身術の担当が確かこんな姿を良くしているが。現状が現状であるのと、チュロが親近感を持っているようにも見えて、思わずそんな言葉を口にした]
(256) 2015/02/05(Thu) 23時頃