―回想:201X年3月22日・AM11:00〜11:30頃・公園―
……結局、この場は馬鹿ばかり、ということだね。
[蒼真の二人に対する評価を聞けば、軽く笑ってそう言う。]
でもまあ、なんだ。
僕は案外、馬鹿は嫌いじゃないのかもしれない。
[ほんの少し、笑みを曖昧なものにして、意味深に答えて。
蒼真が否定しなかったということは、少なくとも自分よりは多くの縁を繋いでいるのだろうと推測はできた。
もっとも、その縁をいくつも切ってきたことまでには思いは至らなかったけれど。
吾妻の名に対する反応を見れば、少しまずいことを言っただろうか?と懸念もする。表情も若干苦いものに変えて。疑問ひとつ]
空気を読まない発言?………特にそうは思わなかったけれど。
まあ、多分……吾妻にも僕らに解らないような、深刻な悩みがあるってことなんだろうね……きっと。
[言外に、自分にも悩みくらいあるのだから、と。そうして、「いってらっしゃい」と言われればコンビニへ]*
(249) 2015/04/01(Wed) 11時半頃