…って、今度はなぁに、騒がしいわね。
[ふと、扉の向こうがにわかにばたつき始めて。
その喧騒に眉をひそめた途端、その扉の前に収束する光の粒子。それは見る見るうちに人の形をとっていき]
あぁ、成程。そういうことか。
[ちらりとアシモフ、そして記名が終わったばかりの名簿に視線を落とす。小声で呟いた納得は、傍に居た閻魔にしか届かなかっただろう。]
トレイル・レイクダスト。閻魔から君のことは聞いた。
訪問は歓迎するが…部下を騒がせるのは感心しないな。
[余所行きの言葉遣いと、やや低く作った声で、突然の来訪者を出迎える。彼の様子を見る限り、穏やかでない理由で王宮に忍び込んだ訳ではなさそうだが。]
あぁ、それなら直に解る。楽しみに待っているといい。
[勧誘の内容については、敢えてこの場では明かさず。ただ微笑んでは此方の疑問を投げ掛ける。果たして彼は、何と答えるのか。]
ところで、私に何の用か?
それは我が城の門を突破しれまで、成すべき大事か?**
(248) 2014/12/25(Thu) 00時半頃