ごめんね。 本当なら成人するまで面倒みてあげたいのに、 孤児院の定員が溢れてダメなんだって、 偉い人が言うんだ。[少し不服そうに眉をむにゃと歪ませながら。 可愛いアリス――、ツヅラを見つめた] でも、それまでは僕の孤児院でゆっくり過ごしてね。 子供はそれだけで愛されて然るべきものだもの。 僕が守れる間はずっと守ってあげるから。 だから、それまでは何の心配もしなくていいんだよ。[慈しむように、叶うなら頭をぽんぽん撫でて。 にっこりと無償の愛を、可愛いアリスへ]
(246) 2019/10/09(Wed) 12時半頃