「 ──────、ああ本当に。 かつての冒険に戻った気分だ! 」熱い鉄を押し付けられたような痛みも昔と同じ。それでも倒れ込まない霊の身体は、今はありがたい。垂れ流され、コートに染み込むセピアにも構わず私も2発、胴を狙い走りざまに撃ち放つ。彼女が隠れただろう木から付かず離れずの位置で、私は再び、銃を構え直そうとしただろう。
(244) 2018/10/13(Sat) 22時頃