[肘に手で触れられる感触のとは違うものを感じた>>237。
微かに呻く声はしっかりと耳に入り、ぴくりと動く。
それ即ち、此方の一撃がちゃんと通った、という証。
後ろを振り返れば、悔しそうに見える表情で此方を見ているのがハッキリと分かって。]
っしゃああああっ!!
[弾けん笑顔を見せながら、ガッツポーズを見せ、初めて味わう勝利の美酒を堪能した。
ねじ伏せられたり>>0:126、蹴り倒されたり>>0:166、肋骨を折らんばかりに締め上げられたり>>0:226、床に投げ捨てられたり>>0:294、キメラに向って放り投げられたり>>65、頭突きをされたりと>>106、ノストと出会ってから散々な目に遭ったが。
それが報われた様な気がし、嬉しさが込み上げ、尻尾ははち切れんばかりに振る。
抑えきれない程の感情に笑いが止まらず、ぽんぽんと王の肩を何度も叩いて。]
俺が勝ったぜ!勝った勝った、ししっ。
やっと、俺の実力で勝ったんだ、ははは。
[一人どや顔をしながらも、ノストの顔をじっと見、尻尾を振って彼の話を聞こうと。]
(244) 2015/08/04(Tue) 22時半頃