>>241
[静かな足音に気付いたのは、夜空に慣れた目が彼の顔を確認出来る程の距離に近づいた頃。薄く吹く風が乱した髪を払おうと鬱陶しげに首振って、見返した表情からは先程までの郷愁は消えていた]
洗ってくるかよ、んなモン
つーか好みにうるせぇんだろ?
俺なんて及びじゃねぇっつってたじゃねーか
[昼間の会話>>223>>229を思い返して取り敢えずは軽口を。遠慮なしの視線には不快さを隠さずに眉根を寄せて目を座らせ]
そうもこうも俺はいつも普通だっつーの
てかジロジロ見んな、寒気がすんだろ
[他愛のない軽口は悪くない。少なくとも昼間程には苛立たない。示す先、僅かにここよりも明るい町並みへと視線を向ければ、闇に慣れた目を細め]
まあこのご時世だし仕方ねぇんじゃねーの?
好み、なぁ…腹が膨れて不味くなけりゃなんでも
メインディッシュは別にあるしな
[上着のポケットへと両手を突っ込み、街灯を背後に立つ彼の長い影へと向かって一歩踏み出す。パルチザン関係者と疑わしきリストは胸ポケットの中。依頼の前金も。果たして猟犬の片棒担ぐ事を良しとするか否か――それはわからないけれど]
(244) 2013/07/21(Sun) 00時半頃