[すると、渡り廊下の向こうに昴の姿が見えた。エプロン姿で手に持っているのは何かの皿だろうか。休憩で出てきたにしてはしょげているようにみえた。自分を探しにきたのか。きっと力の抜けた声で人の名前を連呼して歩いたのだろう]ったく。しょうがねーな。[吐き捨てるような口調とは裏腹に声音はやわらかい]
(244) 2017/03/09(Thu) 14時頃