人狼議事

166 悪魔の揺りかご


【人】 トレーサー キルロイ

[背には女の柔い肉が二つ、背中を押しているのを感じる>>210
ふにふにとした感覚がとても心地良く、温かくて、何処かひんやりとした吐息が犬耳に当たりぴくん、と跳ねた。
耳を震わせながら聞こえるのは、取引。触らせる代わりに、魔力を与える、と。悪魔の取引だ。]

 …っ、わ、分かった。
 分かった、から、 早く、してくれ!

[断る選択は無く、何故だか触われる事を強請る。
先程から尻尾から感じる、潮の迸る様な魔力。
彼女からしたら些細なものだろうが、此方は大波が押し寄せる様な、そんな感じ。
押し流すような潮の魔力は、黒い毛に覆われた犬の手から、五本の指と人の肌を保つ人間の手へと変わっていった。

そんな事に気付かない犬は、はっはっ、と短く早い吐息を漏らしながら、自ずと尻尾の動きを早めていく。]

 んん、 …は、ァ……っ。
 く、ぅ…ァ、そこっ、そこだ、ぁ。
 そこを、もっと……っ、ふっ。

[人の手となった指は、テーブルクロスを握り締めながら、燻る様な疼きを如何にかしたくて仕方が無い。
仕方が無いから、尻尾の根元を撫ぜる女に強請り、尾の根を撫でて貰える様に乞い願う。]

(243) 2015/08/02(Sun) 12時半頃

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