皆に幸せになってほしいと思える作品か。
オーレリアがそう思うなら、きっとそういう物語が綴られていくんじゃないかな。
[ほら、四つ葉のクローバーの幸運が届くかもしれないし。
なんて茶化すみたいに言いながらも、オーレリアを見つめる瞳は穏やかで柔らかくなってしまう。]
君の話し振りで、……素敵な作品だってことはうんと伝わった。
今度読んでみようじゃないか。
[慌てたようなオーレリアには気にするなと言外に告げ、彼女からメモを貰えばそれを受け取り、そう頷いてみせた。
己が管理するサイト名等が書かれたメモに、オーレリアのちょっとした願望が込められていることなんて気づかずに。
メモを受け取った書き手は、彼女が素敵だと言ってくれたことを裏切らない幸せな物語を綴ろうと、気持ちを新たにしていた。
オーレリアが目を輝かせて語ってくれたのが、嬉しいかったから。]
(241) hisetu 2015/12/21(Mon) 18時半頃