[甘い、と呟く少女>>234の掌から、グラスを奪い取るようにして。
菓子のような酒。甘過ぎて飲む気にならないのだが、女を酔わすには丁度良いもので。]
……はい、終わり。
続きはもう少しデカくなったら、な
[そう言って、残りを喉に流し込む。
甘さで喉が焼けそうになりながらも、最後の一滴まで舐めるように。
そうして、灰皿はそのままに、瓶を片付けてくる、とテーブルを離れるか。
酒を口にした少女がどうなるか、少し気になったけれど。
常通りに4のプレートの部屋に戻れば、酒瓶の並ぶ棚に瓶を戻す。
部屋の中は静かに、花の香りを湛えていて。
―――その香りに、或る一つを思い出せば、部屋を出て。
探す姿はあの、阿片常習者。
ホールにまだいるなら、そこで。いなければ彼の立ち寄りそうな場所を回って。
後で部屋に来れないか、と、静かに問うた。**]
(241) 2012/03/24(Sat) 11時半頃